
特別区の経験者採用に興味がある。
まず「職務経歴書」っていうESを出すのかな?
どんな内容なの?
いつ頃から準備すればいいんだろう?
こんな疑問や不安に応える記事です。
サクッとわかる!この記事の結論
- 「職務経歴書」には受験生の自己PRや志望動機を問う項目が含まれる!
- 「職務経歴書」を後回しにして、〆切直前で焦る受験生がたくさんいる!
- 「職務経歴書」は2次試験(面接)の基礎資料であり、合否に直結する!
- 「職務経歴書」の準備には1~2か月必要。取組が早いほど有利になる!
公務員転職ナビゲーターのタケヒコです!
ほぼ独学&3か月の対策で特別区経験者採用に合格した経験があります。
また、このブログのもとになった電子書籍『特別区経験者採用試験 5STEPS』は100人以上の受験生に読まれました。
分かりやすくて、学びが多い!
こんな嬉しい感想をたくさん頂きました。
本記事では、電子書籍の「2章 職務経歴書Level Up」をもとに、
特別区経験者採用の「職務経歴書」について、
より見やすく・内容も充実させて徹底解説します!
では、さっそく「職務経歴書」の基本情報から確認していきましょう!
【基本情報を確認!】特別区経験者採用の「職務経歴書」とは?

東京都特別区の経験者採用試験では、こんなステップで進みます。
特別区・経験者採用の流れ
| 6/22(木)午前10時 ~7/13(木)午後5時 | 受験申込 ※「職務経歴書」の記入含 |
| 9/3(日) | 1次試験(教養試験&論文試験2種) |
| 10月末~11月初旬 | 2次試験(人事院面接) |
| 11月末~12月上旬 | 区面接 |
| (基本的に)年内 | 区より採用内示 |
申し込むときに、「職務経歴書」を入力しなきゃいけないのかな?
その通り!特に「4つの質問」が毎年の定番になっています!
4つの質問(すべて約320字以内)
- あなたが特別区職員を志望する理由を、携わりたい職務と、その職務を通じて実現したいことを交えて記入してください。
- あなたが、特別区が求める「自ら考え行動する人材」に当てはまる人物であることを、今までの職務経験をもとに入力してください。
- 今までの職務経験の中で失敗の許されない状況に直面した際、それをどのように解決に導いたか入力してください。
- 今までの職務経験の中で、「チームとして達成したこと・自身の役割・どうチームに貢献したか」入力してください。
(2級職の場合は「部下や後輩の指導・育成にあたった際、最も重視した点」を入力)
ギリギリで入力しようと思ったら、焦っちゃう!
ただ経歴を書くだけではなく、就活のES(エントリーシート)に近い内容です。実際に、二次試験(人事院面接)で大事な役割を果たすので、じっくり準備することが大切ですね。
【けっこう時間がかかる】誰でも気が重い「職務経歴書」の準備

面倒なことほど手がつかず、直前にならないとやる気が出ないもの。
特別区の試験では、この山が一番最初にやってきます。
「職務経歴書」のウェブ提出です。
特別区の職務経歴書はウェブフォームに入力します。
郵送に比べて気軽にできるイメージがありますが、
実際には自身の入学・卒業年度や業務内容などを間違いなく記し、
さらに面接でも使われる「4つの質問」への回答も求められます。
想像の10倍くらいメンドクサイのです。
それで受験生は、この職務経歴書の入力・提出をギリギリまで先延ばしにします。
これは断言できます。
なぜなら私自身がそうだったから!
私はもともと、2週間前に「職務経歴書」を出すつもりでした。
それがなぜか、結局提出したのは1日前でした…(泣)
正確には、締切の20時間ぐらい前だったと思います。
ところが、1次試験の時に分かったのですが、私の受験番号は真ん中より少し後ろ程度でした。
10人いたら7番目位です。
【発覚!】受験生の3割は〆切日に慌てて職務経歴書を提出している

私の受験番号から分かったこと。それは、
受験生の3割は、〆切ギリギリに職務経歴書を提出していたという事実です。
締め切り20時間前に提出した私がとても言えることではありませんが、
ギリギリで提出する人が良い職務経歴書を出せるわけがありません。
推敲を重ねてベストの文章を提出した人もいるでしょう。
ただ実際には、予想以上に手間のかかる入力フォームを前に、
なんとか間に合った…。自信は無いけど、これで提出するしかない…。
と後悔MAXで提出ボタンを押したことでしょう。
もしかしたら、ギリギリ提出できず出願を諦めた人もいるかもしれません。
自分の反省をもとに言います。
職務経歴書は1週間前には提出しましょう。
早めに書けば、ただそれだけで、3割の受験生より優位に立てるのです。
塾に通っている人なら先生に添削依頼できますし、
独学でもX(Twitter)などで知り合った受験生同士で内容を見せ合ったりすることもできるでしょう。
(その場合、信頼できるなと思った相手とやり取りするのは言うまでもありませんが。)
【合格に直結!】職務経歴書は面接官の手元に置かれる!

二次試験(人事院面接)では、職務経歴書のコピーを面接官がもっています。
たとえば、二人の受験生がいたとして…
両者には、面接スタート時点で大きな差がついています。
書き方のノウハウは、ネット上にも多く出回っています。
(このブログでも丁寧に扱っています。)
質問項目4つも例年、ほぼ変わりません。
今まだ、職務経歴書を書いていないのであれば、
募集期間前であっても質問項目4つは調べて、下書きを書いてみましょう!
【結論】職務経歴書をまず、書き始めること!それが大事!

良い「職務経歴書」を書く準備として、
次のようなことが必要です。
職務経歴書を書くためにすること2つ
★自身の職務経歴の振り返り
⇒自己の「強み」や「困難の克服体験」、「創意工夫の体験」の掘り起こし
★公務員の仕事研究・特別区研究
⇒自分が特別区行政に「感じている課題」や「興味のある仕事」探し
就活を経験した方向けにいえば、
前者は「自己PR」的要素、後者は「志望動機」的要素といってもいいですね。
じっくり自身の経歴を棚卸しするので、出願1~2か月前には準備するのがベストです!
とはいえ、3か月以上前から準備してもまったく問題ありません!
「4つの質問」は例年変更がありませんし、万が一変更があっても、
これらの質問回答を用意しておくことは論文対策や面接対策にもプラスになります。
下書きだけでも事前に書いておけば、
後で良い内容に差し替えるのは簡単です。
ギリギリで肝を冷やさないためにも、
まず、質問項目4つの下書きから始めてみましょう。